本興寺について
本興寺は、法華宗の大本山として、六百余年にわたり祈りと教えを受け継いできた寺院です。
日々の祈りのなかで、人々の想いとともに時を重ね、
歴史ある建造物や文化財もまた、この地で大切に守られてきました。
ここでは、本興寺の由来や歩み、今に伝わる文化財についてご紹介します。
当山の由来と歩み
本興寺は、応永二十七年(一四二〇)に創立された、法華宗の大本山です。 開基は日隆聖人。日蓮大聖人ご入滅の百年後に生誕し、法華宗の教えを広めるなかで本興寺を開かれました。 以来、本興寺は、多くの人々の祈りを受けとめながら、この地に教えと文化を伝えてきました。
その歩みは、建物や制度の歴史にとどまらず、人々の願いとともに積み重ねられてきた歴史でもあります。 時代の変化のなかで寺域の移転や再建を重ねながらも、祈りの場としての営みは絶えることなく受け継がれてきました。 荒れる日も、晴れの日も。長い年月のなかで積み重ねられてきた祈りは、今もなおこの地に静かに息づいています。
歴史を今に伝える 建造物と文化財
境内には、本興寺の歩みを今に伝える建造物や文化財が大切に受け継がれています。 祖師堂には日蓮大聖人の御尊像が祀られ、方丈は書院造の趣を今に伝える重要文化財として知られています。 また、三光堂本殿、鐘楼、霊廟壇、御真骨堂・御聖教蔵なども、本興寺の歴史と信仰を語る大切な存在です。 さらに、日蓮大聖人御所持と伝わる太刀「数珠丸」をはじめ、宝物殿には数々の寺宝や古文書が収蔵されています。
沿革
本興寺は、六百余年の歴史のなかで、祈りとともに歩みを
重ねてきました。 その主な沿革をご紹介します。
- 応永二十七年(1420年) 本興寺創立。
- 元和三年(1617年) 尼崎城築城のため、現在地へ移転。
- 文政五年(1822年) 祖師堂再建。
- 文政十年(1827年) 本堂再建。
- 昭和三十八年(1963年) 日隆聖人ご入滅奈毘所塚が現在地へ移設。
- 昭和四十九年(1974年) 霊廟壇建立。
- 平成三年(1991年) 宝物殿建立。
今に受け継がれる本興寺
本興寺は、歴史や文化財を伝えるだけの場所ではなく、今もなお人々の祈りを受けとめる寺院です。 建造物や寺宝の一つひとつには、この地で積み重ねられてきた願いと営みが息づいています。 これからも本興寺は、静かに手を合わせる場所として、またその歴史と文化にふれる場所として、多くの方を迎え続けます。